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2012年1月 8日 (日)

地球を走った男 (ヨシモトブックス)

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地球を走った男 ~間寛平アースマラソン なぜ彼だけが地球一周、走れたのか?~(ヨシモトブックス)。

休養期間なので積ん読になっていた本がドサドサ読める。


間寛平氏の『アースマラソン』の背景記録である。

行程中の映像や寛平さんの言動は

アースマラソン公式サイト

が巨大なアーカイブとして残っているので,走る側(ランナー)からの視点としてはこちらのほうが面白い。


職業柄,僕は運営やコーディネイトに昔から興味があるので(好奇心からです),このプロジェクトがどのように始まり,どのように運営されていったのか知りたかった。

プロジェクト進行時には表に出にくかった,日本側スタッフ・現地スタッフの奮闘を核にして,寛平さんの言動が散りばめられており,運営側からみた『アースマラソン』の記録というべきものである。

寛平さんの偉業に着目して『すごいなー』『俺にはできんわ』で終わるのは勿体無い。

彼がいかにしてこのチャレンジを思いつき,実行し,何を考えていたか。その背景から寛平さんをしることが出来る好著である。


読前から最も興味があったのは『国境通過』の問題。

ただでさえビザや治安の問題があるのに,寛平さんはどのように東欧~中央アジアを通過してきたのか。

日本のように国土陸地内に国境が存在しない国家とは違い,「ここから先は・・・」というラインが明確にあったとしても,国境保安に国家がうまく機能していない国も多く存在するわけである。

アフガニスタンなどでの戦乱からも分かるように,国家ではなく「部族」が実効支配しているエリアも実は多いわけで,そのへんをどうクリアしていったのかは読んでいてとても面白い。

ビザ・大使館・部族・段取り,そして進物がキーワード。

もちろん,寛平さんの性格が事態をうまく運んだということも大きなファクターだったらしい。

もう一つは『通信技術』の革新。

ヨットでの横断,通過地域の事前対応,日々のランニングに関しての状況報告全てにおいて,『進め!電波少年』での猿岩石ヒッチハイク時代とは比べ物にならないくらい,情報機器の恩恵を受けていたのである。これがあったからこそ,計画通りに旅が進んだのだろう。

基本的には『猿岩石ヒッチハイク』や海外ロケのプロフェッショナル達のノウハウが随所に活きているプロジェクトだったのである。

ウェブ上でアースマラソンを応援していた人,実際にコース上で彼に出会った人だけでなくても,TVやウェブでの寛平さんがもっと身近に感じられる著作となっている。

旅好きな人にもぜひ読んでもらいたいし,ランナーも,仲間と『寛平ちゃんすごいよね』と交わす言葉の重さは変わってくるはずだ。

・・・なんて小難しいこと言うな! ってランナーも多いはず。
(ホラホラ,あなたです)

そういう方は,何故寛平さんがこのチャレンジをしたか(実はあまり彼は公言していない),そこに至るまでの彼の状況や意識の変遷にも言及しているので,そちらを読みといてもらうといいかもしれない。

日本人参加が少なかった頃のスパルタスロン,ウルトラマラソン関係者ではよくキーワードになる『飛騨の大郷さん』やランナー西村氏とのからみも述べられており,少しだがウルトラマラソンの歴史知識の点と点が線になる。

猫・宇野氏などばかり取り上げて,『芸能人最速ランナー』という杓子定規な表現で紙面を埋めてしまう,マスコミやランニング雑誌では垣間見ることのできない芸能人ランナー寛平さんの地味なすごさが理解できる。

これを読んだあとで,TV出演している寛平さんを見ていると,あえて言葉少なくして「そうやね・・・そうやね」と頷き,この場(参加者)で言っても仕方ないな,と一歩ひいているのが分かって面白い。

あなたは何で走っていますか?

『ランニング大会ブーム』ですか,それとも『ランニングブーム』ですか。

それとも・・・

寛平さんの,TVでは公言しない結論が,この本にはあるのです。

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コメント

GBDさんも激しい経歴ですなぁ。

ならお分かりでしょうが,頭を打った後遺症以外はとにかく癒着するのを待つだけ状態なので,焦ってはないです。

乗り物も,スキーもランも全てかなり転倒には気を使っているのですが,それでも起こるときには起こりますしね。

とにかく退屈ですが,そのぶん本を読んだり撮り溜めたVideoとかが見えるので・・・77日なんて想像出来ません。

今回幸いなことに,身体の基幹部には問題ないのでそう時間はかからないはずです。

お声がけありがとうございます。
GBDさん,5月に向けて動いてますか~?

おはようございます。
体の方、いかがですか ?

私、若い頃、バイクの事故で、左折するトラックに巻き込まれて転倒、左骨盤骨折で77日間入院、ベッドで寝たきりから松葉杖で動けるようになるまでに、約1ヵ月かかりました。
平成10年には、恩原高原で、ジャンプし過ぎて転倒、脊椎の圧迫骨折、激痛でしたが、自力で病院まで行き、翌日から、動くと痛い体をかばいながら、仕事をしました。

行動派の西ももさんのこと、かなり、かな~り、退屈なさっていることと思います。若いんですから、すぐに復活出来ますよ。子供さんも、心配されたでしょうが、いつもの数倍、お父さんと一緒にいられてラッキーだったかも。

焦らず、ゆっくり復帰なさって下さい。まだまだ、若いんですから、時間は、余ってますから。

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