フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

ご意見・ご感想

無料ブログはココログ

« 株主優待の王道 | トップページ | けっこう放っておいても咲くもんで »

2012年4月29日 (日)

岡山方言の今

山陽放送ラジオ,土曜日の『はまいえサタデー』を聴いていたら,青山融さんがゲストだった。

岡山弁検定
http://www.okahoge.jp/

青山融
あおやまとおる

プロフィール
http://www.justsystems.com/jp/atok/sympo/prof_aoyama.html

そう,あの名著『岡山弁会話入門講座』(アス、1986年)』を企画出版した方だ。

言語学の教授なんかが学術的に音韻分析などしたものは多々あるのだが,実は一般的ではない。

青山さんの本は,まっこと普通に分かりやすく,専門的知識なしでも岡山弁を理解できる画期的なものだった。

方言というものは,実は話している当の本人たちはよく分かっていない。

文構造,音韻変化,語彙,性差,年齢層差などは普通は意識しないので,年月が進み変化したり廃れたりしても気が付かないことが多い。

今回,ゲストの青山さんはそいうった最近の変化に言及。浜家さんもやはり言葉が商売道具なので,突っ込んだ質問をぶつけていた。

詳しくは本屋でいろいろ岡山弁の本を探してもらえばいいのだが,今回僕が印象的だったのは3点。

◆岡山弁の特徴,『連母音』が消えつつある。しかしその進行度合いは品詞に依存する。

◆東北などの人々は方言を大切にするが,岡山弁は標準語化が進みかなり消えつつある。複数世代が同居せず,年配の人と若い人が話す時間が減っているのが理由の一つ。

◆東京から来た人が「なんだ,言葉が俺たちとあんまり変わらないな。面白くないな」という反応をする。

へぇ~,という感じだった。

ちなみに,標準日本語=東京の住民が話している言葉,ではない。NHKアナウンサーなどが使おうと努力しているのが標準系。東京の人が話すのは「東京方言」である。よって東京人が地方方言を笑うのは,言語知識がないだけなのである。

岡山弁の特徴,連母音というのは母音が2つ続くこと。例えば「あう」「あい」「いう」などのこと。これが岡山弁は繋がって中間音になる。「あ」と「う」を別々にゆっくり発音して,次第に中間音をさぐったら,中途半端なよだれを垂らすような丸口で「ぅえ」になるはず。

有名な岡山弁,「でーこんてーてーて」はこの「あい」が繋がって「えー」になるのがいい例。消えつつあるのは確かだが,名詞や形容詞,動詞によってちがうらしい。

大阪弁なども次第に消えつつある部分が多いのだが,それでも住民は大阪弁を大切にしている。知ってる人でも沖縄・津軽・鹿児島・福岡などの人は方言を大切にしている感が強い。

20年以上から感じているのだが,なぜか「岡山弁は汚い」という人に出くわすことが多いのだが,なぜそう思うのだろう。個人的にはそう思うっていう人の方に違和感を感じる。

旅をすることの醍醐味の一つに,お国ことばとの出逢いがある。

出張なんかに出かけて,地元の居酒屋に入り,カウンター越しに店員と話したり,居合わせたお客と方言談義をしながら方言を教えてもらうのが大好きだ。

ラジオ放送で言っていたのは,岡山に出張してきた人が岡山方言を楽しみにしていたら,周囲が全然使わないので楽しくないと言ったという話だ。

まあ,ビジネス初対面では無理だろうが,それでも同じ職場の仲間でも,岡山弁の割合はかなり低い気がする。

実家のばあちゃん(88歳)は見事なネイティブ・オカヤマンの話してだが,県北は岡山弁の亜種「美作方言」が強く,ちょっと京都系の訛りが入る。

倉敷出身の妻には,時折私の通訳が必要となる。

もちろん,娘は言うことが分からない時がよくあるらしい。

標準語がかっこいいわけではない。あれは人工的に出来上がったものなので,規範的なものでもなんでもない。実際にはだれかが制定したわけでもない。

何となく東京の人が使って,かっこいいような気がするが,実際は使っていない。東京住人は江戸言葉を話しているし,地方出身者が多いので混血言語なだけ。


お国ことば,岡山弁を大切にしましょう。

自信をもって使おう。

岡山弁⇔標準語対比
http://ww1.tiki.ne.jp/~takaya/link/okayamab.htm

岡山弁番付
http://www.rsk.co.jp/radio/kando/o-ben2.html

岡山弁のコーナー
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6481/hougen/okayama.htm

« 株主優待の王道 | トップページ | けっこう放っておいても咲くもんで »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

大学は香川で、下宿していたから、各地の方言もよく耳にしました。

岡山弁については、やはり「キタナイ」という引け目は感じていたから、なるたけ標準語に近い言葉を使っていた記憶が。
でも、徳島の「しぇんしぇい」も山口の「だっちゃ」も、キレイとはいえないけど、地元の当人は平気で使ってました。あまり気にしないほうがいいかな。愛媛の「せんざんき」は地元の人間もよく知らない、ルーツの深いものだし・・(と、また脱線)

それにしても「この「あい」が繋がって「えー」になるのがいい例。」の部分は、あの本を読んで「!」てな感覚でした。
たしかに、そうだ・・

岡山以外の場所で通用しなかった、と聞いたことのある岡山弁は「みてる」「はしる」が一番かも。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1194379/45055153

この記事へのトラックバック一覧です: 岡山方言の今:

« 株主優待の王道 | トップページ | けっこう放っておいても咲くもんで »