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2012年6月19日 (火)

The Ethical Brain: The Science of Our Moral Dilemmas

Ethical

著者はMichael S. Gazzaniga

認知脳神経科学の指導的な立場にある人。

本書のキーワードは,タイトルにある通り『脳・倫理・法』である。

2006年に紀伊国屋から翻訳が出てはいるが,安く入手できたので原書で読んでみた。

話題は多岐に渡るので割愛するが,個人的に面白かったのは,「脳はオートマティックに反応しているだけ」という点。

別に倫理観や正義感を持って機能しているわけでなく,ある刺激に対して決まった反応をしているだけなので,倫理観や人間的なものを求めても仕方ない,ということ。それに脳科学は日毎に最新の研究が発表されてはいるが,ほとんど確定的にわかっている事は少ないのだ。TVななどに出てくる脳科学者は,ただでさえわかってない事をさも解ったようにコメントしているだけなのである。(それに「へぇ~」とやっているほうもそれなりのレベルなんですが)

犯罪などの証言者として法廷に立つ場合,脳が「見た」と信じていることを証言しているだけなので,勘違いや思い込みだって大いに有り得る。

よっぽどDNA鑑定や防犯カメラなどの写真のほうが倫理的で確証度が高いものだ,と。

脳の研究をすればするほど,脳にモラルや倫理を期待してもあかんのだ・・・・。


本とは関係ないが,脳と疲労は最近のスポーツ分野での大きな研究テーマ。

体の疲労は,実際には自分が感じているほどではなく,実は脳みそが音を上げているだけ。

オートマティックな脳みそに,決まった刺激を入れてやり,オートマティックに疲労を感じないようにする方法がいろいろある。

単純だが,飴玉だけでも騙される。

ハイカロリーである必要は必ずしもない。

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