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2014年3月26日 (水)

Run or Die / Kílian Jornet Burgada(英訳:Peter Bush)

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Run or Die / Kílian Jornet Burgada(英訳:Peter Bush)
http://www.amazon.co.jp/Run-Die-Kilian-Jornet/dp/1937715094

元々はカタロニア語で書かれ2011年発売。その後スペイン・フランス・英語に翻訳されている。英語版を去年買っていたのだが,3月に集中して一気に読んだ。

彼の生い立ち,トランスピレネー,ウェスタンステイツ100,キリマンジャロ最速(ランニング)登頂などの記録。トランスピレネーに関してはKilian's questをYoutubeで見たらイメージがわいて分かりやすいかもしれない。

結論から言うと,トレイルランニングのことだけ書いた本だと思わない方がいいと思う。

哲学書と小説のハイブリッド書籍を読んでいる感覚。”Born to Run”がスッと自分の中に入ってきた人は水が合うかもしれない。

西もも@は原語を解さないので,正確なニュアンスが確定しないのだが,英語訳の描写だと「本当に彼が書いたのか?」と思ってしまうくらい素敵なwordingです。(過去のキリアンへのインタビューの語り口調やの語彙からすると,彼への長時間インタビューからライターが書き起こした可能性あり)

それは無視してもキリアンは,トレイルランナー,山岳スキーヤー,登山家,冒険家,どれも彼を描写するのにドンピシャではないのだが,そんな彼の自然観・山岳観,スポーツ観が実によく伝わってくる。

単なるchallenger, extremerではない,内省的な彼が次第に浮かび上がってくる。

西もも@は以前から,「何でこの人はゴールが楽しそうじゃないんだろう,笑顔じゃないんだろう」と思っていたのだが,その答えも読み進めるうちに次第に形になってくる。

それが明快に述べられているのが最終章。

Chapter 9: What I think about when I think about running

この章はとても共感出来る部分。

トレイルランニングしている人が読めば,前半のレース関連の章などはそれなりに描写も理解はしやすいだろう。(こんなに自問自答しているのか,とビックリする)

でも,一番のお薦めはポイントは

「何でわざわざ苦労して(しない人から見たらそう見える)ランニングなんかしているのか」

を考えたことがある人が読むと,きっと「スッと」腑に落ちるはず。最終章は普通のロードランナーにもお勧めの部分です。

自分で言うのも何だが,レベルは違っても,西もも@でも大いに共感出来るし,かなり近い感覚を持っているかもしれない。

キーワードは

under control
distance myself from (running)
rarely look back to the past
creative individual

キリアンは非常に「冷静」。

客観的に自分を,自然を,レースを見つめている。

自分と向かい合う手段の一つとして「走る」人は,特に彼の「レース観」に注目してぜひ読んでもらいたい。

それから,日々のランニングとレース参加の関係。

年間とても多くのレースに出る人,数レースしか出ない人,いろいろおられますが,どういう位置づけで参加されていますか?

「挑戦」「チャレンジ」「超~」なんて言葉だけで終わらない世界をキリアンは語っている。

たとえタイムが伸びなくても,何故走り,何の為にレースに出るのか

この本を読んでその明確な位置づけをすることが出来るかもしれませんね。

大きな負荷を身体(膝)にかけることが出来ない西もも@ですが,ちょっと心の支えとなる,世界屈指の「moutaineer」の言葉が散りばめられた本でした。

西もも@との共通項は

”in control”

ですね。

僕は,自己ベスト=in controlではないです。

日本語版は出版されるのかなぁ?

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