フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

ご意見・ご感想

無料ブログはココログ

« へぇ?! | トップページ | XPから卒業 »

2014年8月20日 (水)

『A DEAD SECRET』(邦題「葬られたる秘密」)【怪談】

英語の朗読を聞いていて,久しぶりに Lafcadio Hearn(小泉八雲)の文学性を再認識。

日本語より英語の方が描写の奥が深いですね。

『A DEAD SECRET』(邦題「葬られたる秘密」)

青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card42926.html

青空文庫(日本語)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000258/files/42926_15331.html

翻訳のさはり(日英対照研究サイト)
http://www.saturn.sannet.ne.jp/okku/ADeadSecret/ADeadSecret.html

元々は日本に昔から伝わる伝説や幽霊話を,ハーンが文学作品として再構築した「怪談(Kwaidan)」が有名ですね。

今はもう掲載はないでしょうが,その英語作品を再度日本語化したものが国語の教科書に,リライトした英文が英語の教科書や副読本に使われているなんて,ハーンは想像さえしていなかったでしょう。

英語の"a dead secret"とは,「極秘(事項)」の意味ですが,戸川明三さんの訳は「dead」と僧侶の「死」と「secret」をうまくミックスした感じです。

英文自体は非常に作品性が高く,畳みかけるように後になればなるほど背景情報が追加されていく。

英語圏の読者が「?」と思うように仕掛けが多々ある。「箪笥」は"tansu"のままで最後まで英訳せず想像させ,「子の刻」は"the Hour of the Rat"で英語圏には同じような概念がない。

日本の幽霊は足(下半身)がないのも特徴なので,最初読んだ読者は興味深かっただろう。

"Her head and shoulders could be very distinctly seen; but from the waist downwards the figure thinned into invisibility;-- it was like an imperfect reflection of her, and transparent as a shadow on water."

この幽霊の描写は英語の方がいいかも。


【本日の鍛錬】

日の出前でも湿度がとても高く、すごい発汗量。

SJ>EJ>W

1:05.01/13.76
93/12.7/14.8
4.43/4.03
23/22


« へぇ?! | トップページ | XPから卒業 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

海外からの閲覧、感謝します!

ハーンの作家としてのオリジナリティは別にして、日本の怪談に文学性を立派にもたせていると思います。

ポツリ、ポツリとつなげていくには英語は向いてますね。

こう言う時の英語の簡略さが、逆に余韻えおを呼んで味わいがある気がします

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1194379/57138704

この記事へのトラックバック一覧です: 『A DEAD SECRET』(邦題「葬られたる秘密」)【怪談】:

« へぇ?! | トップページ | XPから卒業 »