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2014年10月26日 (日)

【実録】2014氷ノ山山系トレイルレース(約76km)⑤

林道が終り,ロードが始まったとき,太陽の位置を確認した。

それでも,日没までには帰れるのでは。

山間部の日の入りは早い。

でもなんとか11時間程度では帰れそうだ。

不思議なもので,歩いていると体って回復するもので,そこが最近の西もも@のいいところ。

もう一度走り始める。

おお,筋肉痛激しいけど回復しているじゃん。

いろいろ考える。

相変わらずトレイルは苦手だな,とか,何でジェルにしたんだろう,オニギリ持てばよかったとか。

時間内ゴールか,情けないな・・・・って考えながら,痛む大腿筋(ほとんどカクカク状態)を無理して進むと,歩く大柄な男性が見えてきた。

ちょっと並走。

「きついっすね・・・・・去年も出られました?」

「はい・・・・逆回りは半端ないっすね」

「もうちょっと,頑張りましょう」

歩くのと大して変わりない僕が先行する。

しっかり絞れた精悍な若い人なので,西もも@みたいに補給の失敗かもしれないな。

歩きに近い西もも@が先行しても走らないので,本当に消耗しきっていたのだろう。

アイテテテ,アイテテテ

と唱えながら走ること数キロ,遠くでスピーカーの音が聞こえてくる。

ゲレンデが見えてくる。

久しぶりに見る誘導の人がいる。

「あと2km!」

(OSJの大会で本当かぁ?)

「あと20kmじゃあないのぉ!?」

ちょっと笑いを入れながら,下る。

すぐに「氷山命水」の飲み場が現れる。

http://town.zaq.ne.jp/report/ts7f614iiy9wb36n5euk

最後に冷たい水をコップに1杯流し込み,ゲレンデへ向かう。

ここの水は本当に美味しい軟水だったね。コーヒー・お茶に向いているかも。


夕日を眺めながら,昔よく滑ったゲレンデに入るが,あまりに大腿筋が痛くてうまく下れない。

前に男性が一人いた。歩いている。

ゴールゲート前でも歩いている。

西もも@が近づいても,50m前で抜いても走らない。

本当に疲れきって,心も消耗しているのだろう。

アナウンスの男性の声援と,ゴールのスタッフだけに迎えられて日没前にゴール。

知り合いもゴールにいないし,計測時間なんてどうでもよかった。

くだらんことだが,その時思ったのは

「ああ,明日の仕事に間に合う」だった。

車に戻って確認したタイムは11:05.00。


あ,去年より頑張ったんだ・・・・・。


=============================================

荷物を受け取ってからスノーピアで飲み物を買おうと荷物を解く。

豚汁とオニギリが頂けるようなので,疲労困憊のまま椅子に座り込む。

先に到着した早い方々やチャンピオンは楽しそうに談笑しておられるが,私はソソクサとオニギリを3個頂いて帰宅のため車に向かう。

味噌とオニギリの塩味がなんと美味いことか。

毎度の事だが,自分で自分の宿題を確認しながら着替えてエンジンに点火,実家の奈義へと向かう。

今回は,自分のトレラン能力に見切りがついた。

幻のUTMF「第0回」へ向けて準備していたあの頃から抱いていた想いに決心がついた帰途だった。

ランニングに関して,できる事,出来ないことが,現状の壊れた膝持ちの自分にはある。

交通事故のことを恨んでもどうしようもない。

「あきらめなければ夢は・・・・・」

よくあるセリフだが,やはり世の中にはどうにもならないこともある。

ちょっとブルーになったけど,踏ん切りがついた。

思いのほか,あっさりした帰途だった。

今の自分ができる事をしようと思う。

実家では,アホな趣味を続けている私を待って,両親と祖母が風呂を沸かして夕食を準備してくれている。

明日も仕事がある。

脚は痛かったけど,涙が出たわけでもなく,かなり冷静に鳥取道に乗った。

コンビニで買ったアイス最中が胃にしみた。

元気なら来年も参加するかもしれない。

でも,その姿勢は今年とは違うだろう。


11時間の自分との対話。

それが禅問答みたいに独りできるのが,ウルトラランニングであり,トレイルランニング。

「楽しい」?

ちっとも。

痛いもん。しんどいもん。

「面白い」?

うん。(笑)

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コメント

>Мир さん(この意味でしたっけ?)

スタートはかなり後ろにいましたからね。ミールさんが先頭近くで談笑されているので,「やっぱりこの余裕はすげーなぁ」と思っていました。(笑)

僕はゲレンデスタートからゆっくり歩きました。

暖かかくも(実は)厳しいお言葉,うれしいです。

そういった声をかけてくださる方が知り合いにいるのは幸せだなぁ。

膝はですね,完治はないですね・・・・現状とどう付き合うかのレベルです。あまり酷使すると,爺さんになって困りそうです。

ロードの100より,トレイルの70の方が,屈伸があるので痛みは酷いです。(ロードは筋肉痛で済む)

いろいろ自分なりにやってみたのですが,心は別にして物理的にロードでも100kmオーバーはきついです。(12時間程度なら大丈夫みたいです)

その状態で「チャレンジ」と称するのは僕としては許せないので,自分がコントロール出来る範囲で活動します。

現時点では,UTMF,UTMBその他もろもろ超ウルトラは撤退します。

状況が変わればまた考えますが,年齢的なものもあり,自分が思い描く満足な状態ではないです。

本当は60歳でUTMBクラスに挑戦したかったのですが,今は先行き不透明です。

ロードウルトラの100~120程度,フルアタックのフルマラソンは対応出来そうです。

自分のカバーエリアを明確にすれば,まだまだいろいろ出来そうですので楽しめます。

正直おもしろくはないですけど,あの日ゴ~ルしたとき,神様が「やめとけ」って言ってくれたんですよ。

またお会いした時,お話ししますね。


こんにちは、西もも@さん。
氷ノ山、お疲れさまでした。

私も走りましたよ。
前日受付の会場で、車の中から西もも@さんを見かけました。他の人に乗せてもらっていたので下りられませんでしたが・・・。

スタートのときに探しましたが、結局、出会えませんでした。それほど大人数でなかったのに・・・。
西もも@さんがゴールしたときは、近くのペンションでお風呂に入ったりしていたので、ゴールのときに立ち会えなかったようです。
おにぎりは私も3個食べましたよ。豚汁はおかわりしました♪ とっても美味しかったですね♪

ひざは完治していないんですね・・・。
村岡もかなりアップダウンがありますが、ロードとトレイルでは衝撃度がやはり違うんでしょうか?
「踏ん切りがついた」っていう意味が、UTMF断念を意味するなら、老婆心ながら、100マイルは積算した衝撃度は大きいですが、全体のスピードが遅いので、瞬間の衝撃度はミドルトレイルよりは小さい気がします。
高いレベルでの走りを目指す西もも@さんには不本意かもしれませんが、完走の制限時間は46時間もあります。
禅問答の時間もたっぷりあります。

私も去年は40時間以上、自分との対話をあれこれ楽しみましたよ。

ひざの完治、祈ってます。

また、那岐山(or氷ノ山orUTMF)とか走ることがあれば、ご一緒したいです♪

P.S.最新記事の動画のアフロの方とは、ペンションが同室でした。あのアフロかぶらせてもらいましたよ。けっこう重かったです。これまでに一度も洗ったことがないそうですよ(^^)。


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