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2016年2月 1日 (月)

『故人サイト』(古田雄介:社会評論社)

Kojin

興味本位の書籍ではない。

著者は本気で「死とインターネット」と取り組んでいる。

死生観を確立しようとする過程の一環なんだそうだが。

葬儀社勤務の経験もある古田氏。

亡くなった人が残したサイトやブログ,ツイートを通じて「死」とはどういうものなのかを淡々と伝えてくれる。

以前,熱中症になって亡くなった女性が,自分の状態をツイートし続けた内容が話題になったことがある。

本人はそれほど重篤には思わなかったのかもしれないが,結果的に子供さんのスポーツ観戦が原因となる熱中症で亡くなった。

その時のツイートは新聞でも話題になった。

亡くなった方がのこした,我々への警鐘としての役割もあると思う。

自分が亡くなるなんて微塵も思っていなかった場合は,ツイートやブログは突然更新が事切れる。

西もも@が交流あったkakuさんもそう。最後の更新には全く亡くなる兆候なんてない。

「あれ,久しく更新がないな」と思って連絡したが返信がなかった・・・・・というのが結末。

彼のサイトの場合,その後の書き込みがないので何故亡くなったのか,それがいつだったのかは閲覧した人には分からない。

亡くなった方のホームページやサイト,フェイスブックアカウントは,没後はどうなるのか。追悼アカウントなんて存在は初めて知った。

そのあたりのことも紹介されている。

ラン友kakuさんのサイトは元々ドメイン取得して運営されていたサイトで,おそらく管理人のkakuさんがレンタル料を払ってないせいか,少し前に閲覧不可になった。

本書を読んでいる途中だったので,タイミングよくというか悪くというか・・・・・。

西もも@は全内容は閲覧していたが,部分的にしか保存していない。一部魚拓サイトにのこってはいるが,おそらくもう全体を保存している人はいないだろう。(故人のご家族もそのあたりは知識がないようだし。

故人の想いがどう形跡を残していくのか。どう消滅していくのか。

著者は丁寧に長期間追跡した内容を我々に伝えてくれる。

死ぬなんて微塵も思わず亡くなった人。

闘病しながら無念にも亡くなった人。

自分で自ら命を断った人,断てなかった人。

インターネット墓標を通じて,人が亡くなるとは実際にはどういうことかが見えてくる。

話は変わるが,自分がなぜランニングをしているのかという質問あなたはどう答えるか。

西もも@は「まだ死にたくないから抵抗しているのだ」というのが答えの一つ。

いや,「生きる」ということに向い合っていたいから,その手段としてあえて「走る」という負荷を自分にかけているのだろう。

著者古田氏はあとがきでこう言う。

「死はインターネットで学べる。

知ることは後ろめたいことではない。

大切にするということは,腫れ物扱いすることではない。」

変な話だが,リアルであるはずの「死ぬ」ということが,実際にはどういうことなのかを,インターネットが教えてくれるのだ。

読後の後味は悪くない。

「死」がメインテーマであるにもかかわらず,実際には「生きること」の質を変えるためのヒントを沢山提供してくれる本なのだ。

今日どうしようか

明日どう行動しようか

家族や親族とどう関わっていこうか

考えさせてくれるのだ。

さて,西もも@の魂開放の役を担っている当ブログはどうだろう。

家族は存在を知ってはいるが,IDもパスワードも知らない。

妻はあえて見ないようにしているそうだ。

私が世を去ったらどうなるのだろう。

広告をカットするオプションを付けているので無料ではないから,クレジットカードの引き落しが停止になるとコメントなどが書き込まれないと停止アカウントになるはず。

コメント欄も画像認識しないと書き込めないようにしているので,スパムはほとんどない。これは閲覧はあってもゆくゆくはアカウントが廃止になることを意味している。

私が更新を長期停止する,ということはいろんな可能性があるわけだ。

友人kakuさんのサイトはもう閲覧できない。

私の心のなかに,彼が撮った写真や書いた印象的な言葉が断片的に生息しているだけとなった。

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コメント

>あざらく さん

私と似たようなところがあって,Jognoteっていう「場」にちょっと距離を起き始めていましたね。

実際のログはPC経由で残しておられたのですが,夏場もかなり走りこまれてました。

村岡ダブルフルに照準を絞ったランニングでしたね。

トラックも走ってましたし。

以前からの経緯を考えたら走り過ぎってことはないですが,仕事の関係上,ラン時間帯が高温の日中を繰り返すことになったのがダメージだったのかもしれません。

今となっては分かりませんね。

6月から7月のあたりは非公開の「からだ管理」しかつけていなかったんですね。走った記録・・春ごろから減っています。どうしてだったのかなあ・・

もうアカウント持ってないのですが,久々別アカウントで入ってみました。

7月走った記録になってないんですが,kakuですよね,それも村岡の写真がトップページの?

6月に10km走ったログは写真付きで見れますが,7月は数値が見えない。

今だに「最後に走ったのはどこでいつだったんだろう?」って思うんですよ。

愛用のGPS時計にはログがあるはずですが,弔問に伺った時にはまだ遺品のなかに見つかっていなかったようです。

昨日、西ももさんにコメした後に急に気になってお気に入りに入ったままになっている彼のブログをクリックしてなんとも言えない気持ちになっていたところでした。走り始めて間もなく2012年ごろ、まだ「アルシュ」と言っておられたころ、身近な先輩ランナーのブログとして楽しみにしていました。ご存知かもしれませんがjognoteのほうは、簡単な記録用としておられたようですが、2015年7月まできっちりつけておられます。ログインすれば自己ベストや日々の練習記録、月ごとの記録などが閲覧できます。村岡の日付などで検索をかければハンドルネーム、「kaku]で見ることができると思います。
おすすめの本、読んでみます。

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