フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

ご意見・ご感想

無料ブログはココログ

« 吉備中山三昧、寿司三昧 | トップページ | プロのランナーでも気持ちが乗らないと »

2016年8月22日 (月)

『「鬼畜」の家~わが子を殺す親たち~』(新潮社)

Kitiku

「足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件」

居所不明児童,という言葉がクローズアップされてきた時期にも重なるので,覚えている方もいるかもしれません。

この事件を含む,3件の,親が子供を殺めてしまう事件を追ったノンフィクションです。

内容があまりにリアルで,ため息の連続ですが,久々一気に読んでしまいました。

よく報道されるこの手の事件の背景を追った,石井光太氏のルポタージュ。

報道があるといつも思うのは,「なぜこの両親が出来上がったのか」です。

石井氏は,3つの事件

「足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件」

「厚木市幼児餓死白骨化事件」

「下田嬰児連続殺害事件」

を,2世代前まで遡って,家庭環境や生育環境,凶行に至った経緯を描き出している。

単に「頭がオカシイ夫婦」で片付けてはいない。

その逆で,それぞれの「夫婦なり」に,子供のことを大切にしていた。

そして,亡くなった子供たちも,父や母のことを愛おしく思っていたのだ。

読み進めると,やはり家族の,親族の,環境の共通項が見えてくる。

それは以前読んだ

暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待
エイドリアン レイン (著), Adrian Raine (原著), 高橋 洋 (翻訳)

この本につながってきた。

原因はあげればきりがないし,単一の対策で解消はできない。

でも,私たちに出来ることはある。

知らない顔をしないで,せめて行政に,警察に連絡をとること。

救える子供の命は,ある。

石井氏は,ああしろこうしろと提案はしていないが,多くのヒントをくれた。

本書は,かなり大人の世界を描いているので,小中学生にはあまり薦めない。

親御さんが一度目を通すことをおすすめする。

西もも@娘(中3)は本好きなので興味を持ったが,現年齢ではやめておきなさいとアドバイスした。

PG15,PG18といったところだろうか。


« 吉備中山三昧、寿司三昧 | トップページ | プロのランナーでも気持ちが乗らないと »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1194379/67114917

この記事へのトラックバック一覧です: 『「鬼畜」の家~わが子を殺す親たち~』(新潮社):

« 吉備中山三昧、寿司三昧 | トップページ | プロのランナーでも気持ちが乗らないと »